だけどやっぱり、好きでごめん
「べ、別にっ!なんにもないしっ」

 なんてかわいげのないセリフ。


こんな女の子嫌だよね、こんな彼女嫌だよね。



なんて、頭の中では負のオーラがふわふわ。


「そっか。もうすぐだからな」

 

 先生はそう言った。



昔だったら。頭くらい撫でてくれたかも。



それか、意地悪く笑うか。


ほんとに、前みたいな関係が良かった。


今回告白したところであたしが入れるすきは、

一歩もないのかな。



そうやって考えてたら、気持ち悪さが一気に。



「おええっ・・・」





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