だけどやっぱり、好きでごめん
「ミチルー」


ガラッと戸が開いて、美咲ちゃんが入ってきた。



「もう休み時間になったよー。もう大丈夫?頭」



「あ、頭ぁ?!」

 

いくらあたしの頭が悪いからってそんな言い方はないんじゃ・・・



「もー。全然覚えてないんだね。ミチル、倒れたんだよ?」



「え・・・?」


「た、倒れてどうしたの?美咲ちゃんがここまではこんでくれたの?」



「んなわけないじゃん!松崎先生だよ」



「嘘・・・」

 

松崎先生が・・・?



「なんかミチル超汗かいてない?熱あんの?」

 

・・・そうだっ!!



「どうしよう!美咲ちゃん!あたし、生徒会長にキスされちゃった!」

< 29 / 246 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop