だけどやっぱり、好きでごめん
「おねえちゃーん!!」

 

お姉ちゃんの部屋にかけこむ。


「うわっ!」



 
思わず声を出してしまった。



お姉ちゃんと男の人がキスをしている最中だったから。



あたしと目があって、お姉ちゃんは笑った。



「入っておいで」

 

あたしはモジモジと部屋の中に入った。



「この人は彼氏のシンジね」

 

お姉ちゃんの彼氏はとてもイケメンだった。



金髪で見たかんじヤンキーっぽいけど笑顔が優しそう。



お姉ちゃんとおそろいのピアスを左耳にしている。



「ハチマキ、縫ってくれない?」

 

あたしはハチマキを出した。



「いいよー。今1階行って裁縫道具持ってくる」

 

お姉ちゃんが1階に降りていった。





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