だけどやっぱり、好きでごめん
バス停の前で、ココアをゴクゴクと飲んだ。



自分の喉の音が聞こえる。



あたしは腕時計を確認した。まだ27分。




「あと7分もあるー・・・」




時間を有効に使う、ということができないあたしは、



困ったまま、ぼうっと腕時計を見つめていた。



「遅刻遅刻遅刻~~~~~!!!!!」




後ろから大きな声と、足音。




「わぁっ!!」




ドスン!!と男の人があたしにぶつかってきた。

「痛っ・・・」




立ちあがり、スカートの汚れを落とす。




見ると、膝から血が出ていた。

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