だけどやっぱり、好きでごめん
「ミチルー。遅かったわねー」

 

めっちゃ能天気そうな声。

 

ガチャッ

 

ドアが開いて――――



「え・・・?」

 

お母さんの動きが止まった。



「あ、あのさっ!お母さん!」

 

あたしが声をかけた。

 

お母さんはハッとして、あたしと健人先輩を交互に見た。



「この人・・・彼氏なんだよね」

 

あたしが言ったら健人先輩が頭を下げた。



「初めまして」



「ま、まぁ~~~」

 

お母さんの頬が赤くなってる。




きっと健人先輩がかっこいいから。

< 75 / 246 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop