だけどやっぱり、好きでごめん
「あれ・・・?この制服って」




男の人があたしの制服を指さす。




「栄南のだよね・・・?」




「ど、どうして知って・・・?」




制服萌えのド変態?!




「いや、違う違う!俺、教師なんだよ。栄南の教師になるの。見た目チャラいけど~」

 



チャラいっていうほどチャラくはない。




むしろ、ゴールドのピアスや顎髭はかっこいい。




それより・・・教師?




「去年、教育大学卒業したんだ。それで初採用だよ、俺。ここで頑張るからよろしくな」

 


男の人はあたしの頭に手をあてた。




ポンポンと優しく撫でてくれた。

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