ベルゼビュート(仮)
「何故、神殿の中に入った? あそこは立入禁止だ」
「……」
「魔神と契約したのは何故だ?」
「……」
「……黙っていては、お前を守れないだろっ!」
このままでは殺されることになるマコトを、シルヴァは助けたかった。
魔神との契約も、それなりの理由があれば救ってやれるかもしれないと、淡い期待を持っていた。
「……私のせいです」
セイラが口を開いた。
そして、神殿で起きたことを全て話した。