【完】キミはただの幼なじみ
キーンコーンカーンコーン
あー、授業終わった。
・・・疲れた。
「空、帰ろうぜ」
「おぉ」
・・・って。
忘れてた。
「ごめん。用事あんだわ」
「そっか。じゃあまた明日な」
「おぉ、悪ぃな」
あぁ・・・
ホント、小林みなみってうざい奴。
「空く〜ん」
あ、
この声とこのトーンは・・・
「じゃあ、帰ろっか」
「あぁ」
やっぱり、ぶりっ子女だ。
コイツ、気づいてねぇの?
・・・周りからすっげぇ嫌われてること。
人々の視線が違う意味で痛ぇ。
みんな、このぶりっ子女を見る目が
言葉に出来ない冷たさ。