【完】キミはただの幼なじみ
消費期限の恋 ~舞side~
「舞は最高の親友だよ♪」
「美妃もね」
私は、美妃に嘘をついた。
正確に言えば、
九条から頼まれた"嘘"
『俺が舞ちゃんに告白したって、美妃に言ってくれない?』
九条が美妃を好きなのは前から知ってる。
だって、
分かりやすいんだもん。
っていうと・・・
~二人は両思い~
なのに、気づかないから・・・。
キーンコーンカーンコーン
「鳴ったね」
「うん。じゃ、戻ろっか?」
「そーだね♪」
正直、この嘘は
美妃との友情を壊す賭けになっちゃうから。
言葉で言わないけど、美妃はイラついてた。