【完】キミはただの幼なじみ
消費期限の恋 ~舞side~

「舞は最高の親友だよ♪」

「美妃もね」




私は、美妃に嘘をついた。




正確に言えば、


九条から頼まれた"嘘"





『俺が舞ちゃんに告白したって、美妃に言ってくれない?』





九条が美妃を好きなのは前から知ってる。



だって、


分かりやすいんだもん。


っていうと・・・



~二人は両思い~



なのに、気づかないから・・・。







キーンコーンカーンコーン



「鳴ったね」


「うん。じゃ、戻ろっか?」


「そーだね♪」














正直、この嘘は


美妃との友情を壊す賭けになっちゃうから。



言葉で言わないけど、美妃はイラついてた。














< 52 / 177 >

この作品をシェア

pagetop