それからの生活は幸せだった。ご飯をきちんと食べられて、外に行っても怒られなかった。身の回りの事は看護士さんがやってくれた。

「あら。ずいぶん元気な赤ちゃんね♪ちょっと待って。今から診察出来る?」
「ハイっ!!」
先生の問いかけに看護士さんが答えてあたしは診察室にいった。
「あ。やっぱり♪あなた双子よ?この子達!!ねぇ、お母さんとか呼べないの?」
お母さん…。あたしは紙をもらって事情をはなした。
゛あたしのお母さん、病気なんです。癌です。それもかなり悪い。お父さんはその看病で忙しいから。あたし、1人っ子なんです。ただ…親友は来てくれると思います゛
説明すると、じゃあ、親友を読んでとゆわれてあたしは、香奈に手紙をだした。
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