お母さんはビックリしたみたいだけど、すぐにあたしに従ってくれた。お母さんの腕を引っ張って走り、走りながら、後ろを確かめた。でも、あたし達を追ってくる2人の影はなかった。ようやき、家に着いて、息を整えると、心愛が泣き出した。ずっと我慢していたみたいで、たくさんの大粒の涙が頬を伝った。
< 44 / 69 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop