愛
お母さんはビックリしたみたいだけど、すぐにあたしに従ってくれた。お母さんの腕を引っ張って走り、走りながら、後ろを確かめた。でも、あたし達を追ってくる2人の影はなかった。ようやき、家に着いて、息を整えると、心愛が泣き出した。ずっと我慢していたみたいで、たくさんの大粒の涙が頬を伝った。
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