ようやく、千夏に会える。そう思いながら、俺達は先回りをして、お店にいる事にした。

「千夏、オムツ安いわよ?買うんでしょ?」
「うん。行ってくるね♪」

子供を抱っこした千夏は俺達のいるオムツ売り場に近づいてきた。俺は我慢デキなくて、後ろを振り返った。

そこにいたのは、

俺の顔を見ながら、恐る恐る後ろに下がる、千夏の姿だった。

「千夏…?」
「な、なんで…?」
「帰ろ?」
「いやっ!!えっ…!?」
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