愛
「早く。早くしないと。千夏がっ!!」
「香奈っ!!落ち着いて!?あたしは、大丈夫だから。ね？」

そう言うあたしは、震えていて、止まる事が出来なかった。
ようやく、警察につくと、警察官の人はあたし達を見て慌てて駆け寄ってきてくれた。

「大丈夫ですかっ!!早く、こちらにっ!!」
「いやっ!!触らないでっ!!」

男性に恐怖を感じたあたしは、助けてくれるはずの警察官を拒んだ。すると、女性の警察官が出てきてくれて、あたしを連れて行ってくれた。

「こんな痣だらけで。これはどうしたの!?あ。血が出てる。今から、救急車が来るわ。少し、待ってて？」
「ありがとうございます。あの。あたしを逮捕してください。私は彼女を虐待しました。」
「え…？」

警察官のひとの問いに香奈が答えてくれて、あたしは俯いていた。
すると、香奈は逮捕してくださいと行っていて、警察官の人は香奈を署に連れて行っていた。
そして、あたしは、救急車に乗せられて、病院に連れて行かれた。
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