俺だけの可愛い子犬
嫌がらせ

*紫音side



「楽しい人だったね〜」

「うるさいだけでしょ?」

2人が去った後、奏人君と
話ながら歩いた。

靴箱を開けると、1枚の紙。

〈昼休み、体育館倉庫。〉
と書いてあった。

行けばいいのかな?
誰からか書いてない‥

「紫音、どうした?」

「ううん‥何でもないよ?」

「そっか、行くぞ?」

「うん。」

とりあえず、行ってみなくちゃ
分からないよね?


チャイムが鳴り、授業が始まった。

一時間目は英語。

あれ‥教科書がない‥

「佐野さん、P38の三行目読んで下さい。」

「あ、はい。」

よかった‥ノートに写しといて‥

教科書、どこにいっちゃったんだろう‥?


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