俺だけの可愛い子犬
―昼休み。
「紫音、お弁当食べよう?」
「ごめん由南ちゃん!!
ちょっと行く所あって‥」
「そうなの?いってらっしゃ〜い」
えっーと、体育館倉庫‥
あそこか。
入り口ら辺に立ち、
誰かいないかと中を覗いていると‥
ドン
後ろから、誰かに押された。
「いったぁ‥」
上を見上げてみると、
3人の女の子。
「佐野さん‥あなた、どうして
いつも奏人様の近くにいるの?」
「え?奏人君‥?」
「私だって、近くに行きたいのに‥
あなた、邪魔なのよ!!」
バンッ
右肩をバットで殴られた。
「痛い‥」
「もう、近づかないで!!」
キーンコーン カーン‥
チャイムが鳴ると、女の子達は
去って行った。