俺だけの可愛い子犬


4人が帰った後、
ベッドの脇に座った。

「頼りにしてくれてんのか‥」

紫音の頭を撫でながら言った。

俺のせいで、こんな辛い思い
させたのにな‥

紫音‥
もう、辛い思いさせないから‥

「かな‥と君‥」

「起きた?」

「うん。帰ってきてくれて‥
よかった‥」

「帰ってくるに決まってんじゃん?
紫音の側にいるよ。」

そんなに不安だったのか?

でも、やっと笑顔が見れた。

「家、帰るか?」

「あ、そうだね‥」

「送ってくから‥起き上がれる?」

「うん‥ちょっと‥無理かも‥」

手を貸すと、やっと起き上がれた。
でも、フラフラするのか‥
俺の方に倒れこんできた。

「あ、ごめん‥」

「いいよ‥頼って?」

うーん‥このまま歩くの
危険だな‥

よし。


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