俺だけの可愛い子犬
安心
*奏人side
今日はいつもより、少し
早い時間に家を出る。
理由は、紫音ん家に寄ってくから。
ピンポーン
「は〜い‥」
音哉か‥?
「あ、奏人さん‥
姉ちゃん、まだ起きてないですよ?」
「そう‥上がっていい?」
「どうぞ〜」
ガチャ
「紫音‥?」
「‥奏人君?」
「今日は、行けそうにない?」
「なんか‥ダルくて‥
わざわざ来てくれたのに、
ごめんね?」
布団で半分顔を隠した、
紫音の頭を撫でて言った。
「大丈夫だよ‥だから、
今日一日は、ちゃんと寝とけよ?」
「もぉ!!子供扱いしないで!!」
「フッ‥元気じゃん?
じゃあ、行くな?
放課後は、輝と由南連れてくるから。」