俺だけの可愛い子犬
あ、靴箱‥
開けるの怖いな‥
あたしが、靴箱を開けるのを
戸惑っていると、
「紫音、大丈夫だから開けてみな?」
パカッ
何も‥入ってない。
良かったぁ‥
「大丈夫だったろ?」
「うん♪」
思わず、笑顔がこぼれた。
「やっと笑った‥」
「え?」
「紫音、笑った方がいいから‥
笑ってろよ?」
そっか‥
確かに最近笑ってなかったかも‥
「分かった!!」
「うん。」
奏人君も笑ってくれた。
もう安心だって‥そう思った。