俺だけの可愛い子犬
「なら、奏人と一緒に来れば?
いいでしょ、奏人?」
由南ちゃんは輝君と話していた
奏人君に言った。
「ん〜‥何が?」
「お祭り。紫音が神社の場所
分かんないかもって‥
だから、奏人一緒に行ってよ?」
「あ〜‥いいけど?」
「じゃあ、決まり!!
今年は4人で楽しもう♪」
「そうだね♪」
「じゃあ、お祭りの時にね〜
あ、紫音‥浴衣で来てね?」
「え〜分かった‥」
浴衣か‥
どこにしまったかな‥?
「紫音帰るぞ〜?」
「あ、はーい‥」
‥――
「祭りの時、6時30分くらいに
迎えに来るな?」
「うん。」
「紫音の浴衣、楽しみにしてるわ。」
「えー‥期待しないでよ?」
「ハハ‥じゃーな?」
「‥バイバイ。」