俺だけの可愛い子犬
「ギャーッ!!」
か‥奏人君?
無理無理。
近くにいた音哉に携帯を渡す。
「何だよ‥」
「いいから‥出て!!」
「はぁ‥
もしもし?音哉です。
すいません‥はい。
あー‥今変わりますよ?」
そう言って、あたしに携帯に
差し出してきた。
「早く出なよ。」
うー‥
「も‥もしもし?」
「紫音‥大丈夫か?」
「さっきは、びっくりしちゃって‥
ゴメンね?」
「あー。そう?具合は?」
「具合?」
「何か今日、変だったし。
熱でもあったの?」
「ううん。全然大丈夫だよ?」
「そっか‥よかった。
じゃあ、明日な。」
「うん。わざわざありがとう。
明日ね‥?」
ピッ
ふー‥ドキドキしたぁ‥
でも、心配してくれてたなんて‥
スゴく嬉しい‥