俺だけの可愛い子犬
―次の日
また、昼休みに輝君から
由南ちゃんを借りた。
「由南ちゃん‥あたし、
分かったよ。
奏人君のことが好きみたい‥」
「うん。気づけてよかった♪」
「でもさ‥あたしなんかが‥
ダメだよね〜‥?」
「何言ってんの?
ダメなわけないじゃん!!
イイと思うよ?美男美女〜♪」
「美女じゃないもん‥」
「紫音は無自覚だからね‥
で、どうするの?告る?」
「どうしよ‥フラれちゃうよ〜
それで今の関係が崩れるのもヤだし‥」
「フラれないけど。待つの‥?」
「待ってたら、一生無いしな‥」
「まぁ‥じっくり考えて?」
「うん‥頑張る〜」