俺だけの可愛い子犬
好き
*紫音side
―次の日
あぁ‥もうヤだな‥
学校行きたくないよ‥
昨日、奏人君から
目そらしちゃったし‥
ホントに可愛くないよね‥
奏人君と普通に話せるかな?
ちょっと、憂鬱な気分で
学校へ行く。
―――
もう、放課後近いのに‥
一言も話せてない。
てか、近寄ってない。
お互いに避けあってるみたいな‥
「紫音‥」
少し遠慮がちに声をかけてきた
由南ちゃん。
気つかわせちゃってるよね‥
「どうしたの?」
「今日の放課後、話さない?」
「うん、いいよ?」
由南ちゃんには、ちゃんと
話さなきゃ‥応援してくれてたし。