俺だけの可愛い子犬
幸せ
*紫音side
今日は、昨日と違って‥
ルンルン気分。
いつもよりも早く起きちゃって、
家の前に立っている。
奏人君、待ってるの♪
あー奏人君だ!!
「奏人君〜」
走って向かうと、石につまづいた。
「キャッ!!」
「紫音‥危ないよ?」
「ゴメン‥奏人君。」
‥て、うわぁ。
抱きしめられた。
「あー。朝っぱらから可愛すぎ‥」
「え‥誰が?!」
「はぁ‥天然。」
全然分かんない‥
「行くよ?」
差し出された手。
迷うことなく握り返す。
こんなカッコいい人が
あたしの彼氏でいいのかなぁ‥
「奏人君‥」
「ん?」