俺だけの可愛い子犬
へ?
紫音の手には、桜の花びら。
「奏人君、背高いから‥
着いてたよ?」
あぁ、可愛すぎる‥
ギュッ
抱きしめてしまった。
抵抗しないし‥いい匂いだし‥
連れて帰りたい‥
由南と輝はもう見えないし‥
お持ち帰りしちゃ‥ダメだよな。
名残惜しい気がしながらも、
紫音を離すと、ちょっと驚いて
いたが、しばらくして言った。
「この学校ってスゴいね!!
朝は、生徒会長にキスされたし‥」
生徒会長‥キス?!