俺だけの可愛い子犬
「あ〜抱きしめていい?」
奏人君の一言によって、
また訳が分からなくなった。
「ダメに決まってんじゃん。」
代わりに舜夜先輩が答えた。
「舜夜に聞いてねーよ。
朝、抱きしめてたくせに。」
「え‥何で知ってるわけ?」
「由南に聞いたから。」
「別にいいじゃん、ね?紫音ちゃん。」
「え‥はい?」
全然聞いてなかった‥
「いいの?じゃ‥遠慮なく。」
あたしのはい?が肯定と
とられたらしく、
奏人君に抱きしめられてた。