俺だけの可愛い子犬
「そう?」
そんな話をしてると、エレベーター
待ちの中に輝くんと奏人君がいた。
「あれー?輝と奏人って部屋どこ?」
「3階の305だよ。
由南と紫音は?」
「5階、517号室☆
3階位なら、階段で行けばいいのに‥
エレベーター混んでるんだし‥」
由南ちゃんが言うと、輝君が
笑って言った。
「奏人がいるから、意外と
早く乗れんだよ?」
「え?」
とあたしが言うと、その意味が分かった。
「ねぇ‥奏人様に譲った方が
よくない?」
「ホントだ!!奏人様を並ばせる
とか、ダメじゃない?」