俺だけの可愛い子犬


ガチャン

「いつ行こっか?」

扉が閉まると由南ちゃんは
笑顔で言ってきた。

「え?本気なの?!」

「本気に決まってんじゃん?」

「でも‥あたしは‥」

彼女とかでもないしと言おうと
して、由南ちゃんに遮られた。

「特別って意味、分かってる?」

「え?」

「やっぱ分かってないか‥」

チン

由南ちゃんが何か呟いた時、
エレベーターが5階に着いた。


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