俺だけの可愛い子犬
昼から帰ってきて、部屋の
ベッドに寝っ転がってると、
「おい、何くつろいでんだよ‥
行かないのか?」
「あ?どこ行くの?」
「海だよ、海!!」
「あー‥俺いいや。」
「行かねーの?」
「海で遊びたい気分じゃねーし‥」
「ふーん‥
せっかく、水着姿が見れんのにな〜
ま、いいや。
行ってくるわ〜!!」
ん?
「ちょっと待った!!
水着姿って?」
「はぁ?海で遊ぶんだから、
紫音だって、水着で来んだろ?」
そう言って、行こうとする
輝を引き止めて言った。
「俺も行く!!」
輝がニヤッと笑ったのは
見なかったことにしよう。