彼女は店長

キンさんはドライダイキリの残りを一気に飲み干した。

「…そうだよなぁ…わかった、バムさん。ちょっと頭冷やすよ」

「だね。それにアズも、今はそっとしておいて欲しいはずだし…」

「ん?…バムさんは、なんでそう思う?」

(しまった、ちょっと口が滑った…)

「いや、アズも一気にモテ期が来てパニックじゃないかな、って」

「そっか…そうだよな」

キンさんはそう言うと、ドライダイキリのお代わりを取りにカウンターに向かった。
< 582 / 1,713 >

この作品をシェア

pagetop