彼女は店長

「…バム、学校行ってる?」

「…はぁ」

「行きなさい、絶対に。今はわからないかもだけど…」

(またその話か…)

たぶん、そんな思いが顔に出たんだろう。

店長はそこで言葉を切ってオレを見た。

「じゃ、よろしくお願いします」

オレはその話には乗らず、ホールに戻った。

ちょうどパントリーからK卓のドリンクが出るところだった。
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