彼女は店長

(勢いだ、勢いで越えてしまえ!)

心に迷いが入り込まないよう、一気に店の奥へ進んだ。

店長はさっきの姿勢のまま、書類をみつめている…

「あの…いいッスか…」

店長は書類から顔も上げずに

「…どうぞ」

と言ったきり、黙った。

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