彼女は店長

「大丈夫です」

ワインよりもこの展開の先が気になり落ち着かない。

店長がグラスにワインを注ぐ。

白い細い指…
右手の中指に細いシルバーのリング…

「乾杯~」

店長の差し上げるグラスに合わせ乾杯した。

(…で、何に乾杯してるんだよ?)

店長の真意を測りかねながらワインを飲んだ。
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