彼女は店長

「結局ね、自分の思い通りにならないと気が済まない人なのよ」

(…その思い通りにオレも入ると思った、ってことか?)

「でね、料理長はこの店に結構、賭けてんのよ」

「なんとなく、わかります…」

オレはわかったフリをした。

「…バムッチクン、すごくがんばってくれてるじゃない?いろいろあったけど…」

(まぁ、な…)
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