【短編】君のカケラ
「まだ続きがあるの! いちいち突っ込まないでくれる?」
少し頭を下げながら謝ってみる。
「悪い」
「紐を結んで立ち上がろうとしたときに、バランス崩してこけちゃったの……。運悪く縁石に、こう、頭をゴーンって」
大きく頭を振るジェスチャーを交えながら、首に巻かれていたマフラーを手に取る空。
「長く作りすぎちゃったこれを、踏んでたみたいなの」
ヘヘッと舌を出しながら、顔を伏せる空。
少し頭を下げながら謝ってみる。
「悪い」
「紐を結んで立ち上がろうとしたときに、バランス崩してこけちゃったの……。運悪く縁石に、こう、頭をゴーンって」
大きく頭を振るジェスチャーを交えながら、首に巻かれていたマフラーを手に取る空。
「長く作りすぎちゃったこれを、踏んでたみたいなの」
ヘヘッと舌を出しながら、顔を伏せる空。