【短編】君のカケラ
「ちょっと待ってて!」


(まさか、でも……太陽の下でしか存在できない幽霊?)


自分の考えをバカらしいと思いながらも、リビングに走る僕がいた。


こんなときに限って、欲しいものが見つからない。
いつも、新聞なんてテレビ欄しか見ないのに。


(チクショー! どこに置いてあるんだよ!)


それは、サイドボードの横にあった。
慌てて広げ、目的の記事を探す。


(日没、日没っと)
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