【短編】君のカケラ
えぴろ〜ぐ
暗闇を照らすイルミネーション。
静寂を破る流行りの着うた。


朦朧としていた意識は、現実に呼び戻される。


携帯を手に取る。着信は空の友達からだった。


(いまさらお知らせか、遅すぎるよ)


時刻を見ると、まだ日没から十分も経っていなかった。
意を決して、電話に出る。


「はい。……えっ!?」



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