【短編】君のカケラ
「飲めないけど、そこが重要なの。なんてゆうか、お話する雰囲気?」


(いや、全く重要性が解りません)


「……入れ直そうか?」


恐る恐る尋ねると、今度は両手を組みながら話始めた。


「もういいよ。どうせ飲めないんだし。ねえ、どうしてハルは驚かないの? 普通幽霊にあったら驚くでしょ?」


(もういいんですか……。さっき重要って言ったのに。ってゆーか、やっぱり幽霊なんだ)

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