夢の歌

「話があるなんて
 どしたんだ?」

『聞いてほしい事あって。
 聞いてくれる?』

「あぁ。」

私は、家族が居ないこと

いままでの生活のこと

全てを話した。

「そっか。
 でも、今は俺らがいんぢゃん」

『ありがとっ』


柊夜は同情の言葉なんて

かけなかった。

私も掛けてほしくなかったし。

だから、今、言おうと思う。

振られてもいいんだ。

まっすぐに、自分の気持ちを伝えたい・・・・




『もう一つ聞いてくれる?』

「なんだ?」

凄く優しい声だったから
落ち着いたんだ・・・

あなただから、
勇気を出して言えるんだ。


『好き。柊夜の事が。』

「まぢか?」

まぢに決まってんぢゃん。

大きく頷いた。
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