好きになった人は吸血鬼でした・・・
いいや、でもまだわかんないよね・・・
これも何かの誘惑の手かもしれないし・・・
「おまえ、俺が本気で好きって言ってないとでも思ってるだろ」
なんで、考えてることがわかんのよ・・・
「(にこっ)考えてないよ」
「いーや、俺は人の心を見る能力があるんだぞ」
げっなに?その能力。
吸血鬼ってひとの血をすうだけじゃなかったの?
「あぁ。人によって能力は違うけども、何かしらの能力はある」
また読まれた・・・
「吸血鬼に血をすわれると、その人も吸血鬼になるんじゃないの?」
「それは先祖だけであって、俺は遠い親戚みたいなもんだから血をすうだけじゃならない」
じゃあ、結婚しても吸血鬼になるわけじゃないんだ・・・
って、私何考えてんの?
「でも・・・」
でも!?
「結婚すれば儀式をしておまえを吸血鬼にする」
「なななっ何言ってんの?///あんたと結婚しないし///」
「子孫を作らないわけにはいかないからな」
聞いてないし・・・
「だから・・・「結婚しないなんてことじゃないだろうな?」
は?しないし。
「おれに惚れさせるって言ったじゃないか」
「惚れるわけないでしょ!この自意識過剰男が!」
ついでに、ナルシスト男が・・・
「私はいつでもあんたを消せるんだからね!」
「フンッ消してみろ」
こいつの、余裕があるみたいなこの笑いが嫌い・・・
絶対好きになんないし!
誰があんなやつを・・・