私たち何でもアリの何でも屋です!
私はマリアの部屋から
戻って来て
夕食を済まし、
セピアに薬の調合を
教える事にした。
「今日は…
うーん…
そうだなぁ。
セピアは
覚えるの早いからな。
じゃあ、今日は
相手を
麻痺させる薬を作るよ。
って言っても、
治療や手術とかに
使うのだから、
あまり強くしちゃダメだよ。
強すぎると、
一生動けなくなるから。
いい?」
私は薬草を
混ぜながら、
セピアに教えた。
「うん。
ねぇ、ルナ姉ちゃん…」
「どうかしたの?」
「こんな私でも、
ルナ姉ちゃんたちの
役に立ててる?
私、
何にも出来ないから、
ルナ姉ちゃんたちの
邪魔になってない?」