私たち何でもアリの何でも屋です!
―コンコンッ―
「何でも屋です。
依頼の内容を
詳しく聞きに来ました」
私が呼び掛けると、
中からゆっくりと
家政婦らしき人が
迎えてくれた。
「わざわざ
申し訳ございません。
ご主人様は今、
体調がすぐれないので
部屋でお休みになられてます。
お部屋にご案内しますので、
どうぞお入り下さい。」
「…失礼いたします。」
私たちは
家政婦に続いて、
アイザックさんの部屋へ
向かった。
***
「こちらがご主人様の
お部屋です。」
家政婦はそう言うと
一礼してどこかに
行ってしまった。
私たちも一礼して
アイザックさんの部屋の
扉を叩いた。