私たち何でもアリの何でも屋です!
―トントンッ―
「…ケホッケホッ…
どうぞ。」
扉を叩くと返ってきたのは
擦れた弱々しい声だった。
「何でも屋です。
失礼します。」
私たちはそっと中に入って
アイザックさんの
ベッドの隣に立った。
「体調がすぐれないと
家政婦さんから聞きました。
大丈夫ですか?」
私が聞くと
アイザックさんはニコッと
微笑んで、
体を起こした。
「こんな格好ですまない。
最近、どうも体調が
すぐれんのだ…
それで、医者に行っても、
分からないと言われ…
そこで、
君たちに来てもらったんだ。
依頼は、
この体調を
どうにかしてほしい。」
…今回は、
簡単そうね。