【完結】ヒミツのヤンキー姫に恋愛中!?
「……うん」
関西弁女は少し目を伏せると、そのまま教室から出て行った。
「……森橋くん」
「あ??」
「……妃菜ちゃんは、ひとを殺したりしないよね??」
「知るか。そんなコトオレが知るわけねぇだろ」
「……だよね」
「でもアイツのコトだから、殺したりはしねぇよ。……そこまでバカじゃねぇよ、アイツだって」
「……そうだよね。妃菜ちゃんは優しいから」
「今1番複雑な思い考えてんのはアイツだ。だからオレたちにはどうするコトもできねぇよ」
「……妃菜ちゃんは、妃菜ちゃん自身はどうしたいのかな」
「さぁな。それを知ってるのはアイツ自身だ」