【完結】ヒミツのヤンキー姫に恋愛中!?
「……チッ」
なんなんだよ関西弁女。
「……いつか仇取れると、ええな」
関西弁女はそう呟くと、フェンスに寄り掛かって空を見上げた。
「……ええ天気やな」
「そうだな」
「……一体いつになったら、アイツは現れるんや」
「まぁそんなに焦るなよ。焦ってもいいコトなんてなんもねぇぞ」
「……せやな」
「焦る気持ちもわかる。……でも今は、そいつを見つけるコトがお前の役目だ」
「……フッ、何様のつまりやアンタ。あたしにそんなコト言うなんて百年早いで」
「うるせぇよ。オレはお前のために言ったんだろ」
「……せやな。言われてみればそうや」