【完結】ヒミツのヤンキー姫に恋愛中!?
「フッ……アンタなんか人間のクズや。サイテーな人間や。アンタなんか生まれてこなきゃよかったんや!!」
桐沢はそう泣き叫ぶと、アイツを蹴るのもやめた。
「グフッ……っ」
アイツはずっと蹴られていたせいか、意識が朦朧としていた。
「おい桐沢!!もうやめろ!!」
それは今にも意識を失いそうな感じで、言葉もまともに話せない状態に近かった。
「っ……返せ。兄ちゃんを返せ!!」
アイツの胸倉を掴んだままそう叫ぶ桐沢。
「桐沢!!もうやめるんだ!!」
オレは暴走している桐沢を止めに入った。
「なんや!!離せっ!!」