【完結】ヒミツのヤンキー姫に恋愛中!?
関西弁女はそう言うとブレザーのポケットに手を突っ込んでそのままどこかに消えた。
「……チッ」
とことんムカつくヤツだぜ、アイツ。
オレのコトなめやがって。
ずいぶん上から目線なんだよ。
「ただいま」
家に帰るなり部屋へと直行。
理由はうぜぇ母親と姉ちゃんにガミガミ言われたくねぇから。
母親は毎日のようにオレになにかと文句を言ってくる。
最近は"勉強しなさい"が口癖になってきてる。
まぁ母親はオレに大学に行ってほしいらしい。
もともとオレは大学なんて行く気なんてねぇけど。
めんどくせぇだけだし。