好きと言えない。―悪魔と恋―【完】
「本名は武井。仕事は旧姓のままにしたのは歩斗との約束があるから。あいつ、先輩に対して“モテてもウザいから、彼女のフリをしてくれ”って。お陰で旦那と知り合えたけど」
「旦那さん…何歳なんですか?」
「23歳。今は大学を卒業して、小学校の先生」
「23歳…小学校の、先生…」
私は5歳という年齢差よりも、旦那さんの年齢と職業に引っ掛かるモノを感じた。
「県大ですか?」
「そうよ?よくわかったわね」
…お兄ちゃんと同い年…。
私の身長やプライバシーのネタを売ったのは、ヤツのような…。
「旦那さん…何歳なんですか?」
「23歳。今は大学を卒業して、小学校の先生」
「23歳…小学校の、先生…」
私は5歳という年齢差よりも、旦那さんの年齢と職業に引っ掛かるモノを感じた。
「県大ですか?」
「そうよ?よくわかったわね」
…お兄ちゃんと同い年…。
私の身長やプライバシーのネタを売ったのは、ヤツのような…。