好きと言えない。―悪魔と恋―【完】
歩斗と別れようと決めてる事に、気付いてるみたいな気がした。
「行きません…。歩斗の事が…好きじゃなくなる…までは…」
だから、ハッキリ言う。
この先は、同じ過ちは繰り返さない。
好きな人。
私はもう傷付けない。
歩斗。
貴方は…?
定期はもう良い。
母親も出掛けてるだろうし、タクシーで帰るとする。
「お先に失礼します」と、課長に声を掛けて給湯室を出た。
「ひま」
エレベーターの前。
歩斗に遭遇した。
言おう。
…言うんだ。
深呼吸をして、歩斗を見た。
私は何も知らない。
「行きません…。歩斗の事が…好きじゃなくなる…までは…」
だから、ハッキリ言う。
この先は、同じ過ちは繰り返さない。
好きな人。
私はもう傷付けない。
歩斗。
貴方は…?
定期はもう良い。
母親も出掛けてるだろうし、タクシーで帰るとする。
「お先に失礼します」と、課長に声を掛けて給湯室を出た。
「ひま」
エレベーターの前。
歩斗に遭遇した。
言おう。
…言うんだ。
深呼吸をして、歩斗を見た。
私は何も知らない。