好きと言えない。―悪魔と恋―【完】
タクシーにも乗らず、気付けば家に向かって歩いてた。
…ダメだな…。
無気力になっちゃった。
拳を握ると、スカルプが食い込んだ。
「はぁ…」
3Dが一つ取れてる。
でも、直す気が起こらなかった。
空が白黒に見える。
「歩斗…」
名前を呼んでも、反応なんてない。
さようならを撤回するのは、もう無理だよね。
外の人の、手を握ってあるくんだね。
苦しい。
寂しい。
けど、その人に嘘を吐いちゃダメだからね。
一途に。
幸せにしてあげて。
私も。
上手く笑えるように、頑張るよ。
…ダメだな…。
無気力になっちゃった。
拳を握ると、スカルプが食い込んだ。
「はぁ…」
3Dが一つ取れてる。
でも、直す気が起こらなかった。
空が白黒に見える。
「歩斗…」
名前を呼んでも、反応なんてない。
さようならを撤回するのは、もう無理だよね。
外の人の、手を握ってあるくんだね。
苦しい。
寂しい。
けど、その人に嘘を吐いちゃダメだからね。
一途に。
幸せにしてあげて。
私も。
上手く笑えるように、頑張るよ。