好きと言えない。―悪魔と恋―【完】
―伊吹 SIDE―
ひまわりと歩斗が別れてから、2ヶ月が過ぎようとしていた。
ひまわりも子宮の異常で入院してたものの、1ヶ月と10日で退院して来た。
“うどんが食べたい”って煩いし、仕事はまだ休養らしく、インターネットでオリジナルデザインのネイルチップを売ったり、家で1日1〜2組限定の期間限定ネイルサロンを開業してる。
それがまた大好評で、勤務先の白鳥の雑誌で特集を組まれるとか。
けど、それも「来月か再来月にして下さい」って、我が儘を言ってる。
仕事してない時は寝てるし、あのスカルプという凶器を持つ女は、何を考えてんだか。
ひまわりと歩斗が別れてから、2ヶ月が過ぎようとしていた。
ひまわりも子宮の異常で入院してたものの、1ヶ月と10日で退院して来た。
“うどんが食べたい”って煩いし、仕事はまだ休養らしく、インターネットでオリジナルデザインのネイルチップを売ったり、家で1日1〜2組限定の期間限定ネイルサロンを開業してる。
それがまた大好評で、勤務先の白鳥の雑誌で特集を組まれるとか。
けど、それも「来月か再来月にして下さい」って、我が儘を言ってる。
仕事してない時は寝てるし、あのスカルプという凶器を持つ女は、何を考えてんだか。